ヨガ・yoga

ヨガは痩せる?ヨガにダイエット効果はあるの?

この記事を読むことで得られる情報

ヨガは痩せる?ダイエット効果のあるヨガは…?

→実際にヨガを自分が続けてきて感じる事とヨガクラスをする中で生徒さんを見ていて感じることをお伝えします。ヨガをすると痩せるイメージがあると思いますが、実際にはやせる人もやせない人もいます。しかし、長く続けることでより良い自分になれると思っています。

この記事がおすすめな人

  • ヨガをして痩せたいと思っている人
  • ヨガのダイエット効果を知りたい人
  • ヨガは痩せないと思っている人

ヨガ=痩せるイメージは本当か?

愛知県岩倉市を中心に活動するヨガインストラクターのあっきー(@akkyogi)です(^^)/

今回は、ヨガ歴10年のヨガインストラクターあっきーが実体験から、「ヨガは本当に痩せるのか?」を本音で記事にしてみました。(最後に本音も書いてます。)

  • ヨガ=痩せる=ダイエット

このイメージが女性を中心に定着しています。

今、この記事を読んでるあなたもヨガで痩せることを期待している一人ではないかと思います。

日本で600万人以上と言われるヨガ人口の大部分を女性が占めている一因になっていると言えます。

実際にヨガインストラクター仲間やヨガ友は、やせている人・スタイルの良い人が多いのは間違いなく事実です。

実際にスポーツジムやヨガスタジオに来る生徒さんの目的(きっかけ)が、ダイエットということも多いです。

ヨガを始めたばかりの方にも「痩せますか?」って聞かれることもあります。

その際は、「痩せますよ~」って気軽に答える場合もあれば、「どうなんですかね~?なんとも言えませんね。」って答えている時もあります。

これらの回答は良い加減に答えているようで、実はけっこう本音です。

(決して聞かれた人によって変えているわけじゃないですよ(^^)/笑)

当たり前のことですが、痩せる人もいますが、痩せない人もいます。

痩せることもあれば、痩せないこともある。良くも悪くもどちらもあり得るんです。

これが嘘偽りのない真実です。

結局は、本人次第です。(そもそも痩せる必要がない人も多いです。)

あっきーがこれまでにヨガをしてきた経験とクラスを通じて生徒さんを見てきて実感するのは、ヨガを続けていくと結局はこの3パターンに分かれます。

  1. やせないパターン
  2. やせるパターン
  3. やせなくてもちょうど良い自分になる(気づく)パターン

まず、一言にヨガすると言っても取り組むヨガの種類も強度も頻度(1週間で行う回数)も人それぞれです。当然、その違いによって体に現れる効果も違います。

典型的な3つのパターンを順番に解説していきます。

①やせないパターン…週1回やさしいヨガをする。

ホットヨガは、いろいろなヨガの種類がある中で、痩せたい目的で来る人が最も多いヨガです。

ホットヨガに通っている方に多いのが、週1回ぐらい気が向いたとき(仕事帰りに)にヨガしてます。

ホットヨガにもたくさん良いとこはありますので、あくまで一つの例と思ってくださいね。

「手軽にやせたいと思って、週1回のペースでホットヨガに通っています。クラス終わりのすっきり感は好きなんですが、痩せることは今のところありません。クラス以外には、特に運動をしたり食事に気を付けたり、そういう工夫はしてません。ヨガの回数を増やしたいなと思いつつもなかなか他の用事で難しくて週1回来るのがやっとです。」

こういう人けっこういますよね。痩せたいと思いつつ週1回ホットヨガに行っているが、特に他のことはしていない状態です。

この状態だと痩せることは難しいと思います。

リラックス、ストレス解消、汗をかいてリフレッシュ、ヨガを楽しむ目的ならもちろんありです(^^)

→ただし、これでやせるかと聞かれたら、まず痩せないと思います。

理由は、想像がつくと思いますが単純です。

運動量が足りないからです。ホットヨガどうこうは関係ありません。

ホットヨガの一番の効果は、汗をかくことです。

人間の身体には一定の水分量(成人で約60~70%)が必要です。

ホットヨガは大量に汗をかきますので、クラス後は、身体から多量の水分が一旦抜けた状態になります。

その時点では、当然、一時期的に体重は減るでしょう。

しかし、減った分の水分を生命維持のために補給する必要があります。

当然、抜けた水分を元に戻せば、痩せるという観点から言えば元通りです。

もし減った水分を元に戻さないと、身体にとってマイナスの影響があるのは言うまでもありません。

ちなみにもちもちの肌のためには水分はかかせません。

一般的にホットヨガの運動強度は、低めに設定してある場合が多いです。

高温多湿という非日常の空間で行うため、万が一の事態があるといけないので、強度は押さえ気味になりまます。

じゃあ、効果がないかと言えば、もちろん効果はたくさんあります。

汗をかくことで、身体の中の老廃物を出せると言われています。

また、適度に汗をかくことは、身体の体温調整機能(=自律神経の一部)にかかわるので、自律神経を整える効果もあると言われています。

汗と代謝について

ちなみにですが、汗をかくことで基礎代謝が上がると思っている人がいますが、それは間違いです。

ホットヨガで代謝が上がるかと言われたら、それはありません。

あっきーが説明するよりもすごくわかりやすい記事がありました。→汗と基礎代謝について

スポーツ科学では、筋肉は週1回の運動で、年齢と共に衰えるのを食い止めて、現状維持することができます。

週2回の運動をすることで、はじめて筋肉の成長に繋がります。

当然、運動は体を傷めない範囲であれば、運動すればした分だけ効果はでます。

結論 
週1回のホットヨガでも、リラックス効果や汗をかきやすい身体に変えるなどのプラスの効果はたくさんあります。ただ、痩せるかと言われたら、週1回のホットヨガだけでは痩せないと思います。強度と頻度が不足しています。もし痩せたいなら、回数を増やしたり、食事や他の運動も取り入れる工夫をしましょう。

②やせるパターン…週3回以上アクティブに動くヨガをする!

(ここでは、アシュタンガヨガを例にしていますが、運動量が多くてアクティブに動くヨガなら全般的に言えることです。)

毎日、アシュタンガヨガという種類のアクティブに動くヨガを続けています。

→(もし本人が適正体重よりも太っている場合であれば)確実にやせます

ただし、筋肉がつくので、スタイルが良くなっても体重としては、変わらないという事もあり得ます。

アシュタンガヨガは、ポーズの種類や順番などやることが決まっているヨガで、運動量が極めて多いヨガです。

どちらかと言えば、動くことが好きな人がはまるヨガと言えます。

アシュタンガヨガに興味がある方は、アシュタンガ・ヨーガ (ガイアブックス) が参考になります。

その人の練習段階によっても違いますが、プライマリーシリーズという一連の連続したポーズをフルで練習するとだいたい90分ほどかかります。

90分間アクティブに動き続けるのでかなりの運動量になります。

普通の人であれば、終わったあとは汗だくになっています。

しかもアシュタンガヨガは、デイリープラクティスと言って、(満月と新月を除く)毎日、練習することを推奨しています。

当然、そうなれば、目に見えて身体に変化が起きてきます。痩せるというよりは筋肉がつくことも含めて、良い体になるイメージです。

そのため、アシュタンガヨガは、男性も多く取り組んでいるヨガになります。

ちなみにですが、個人的な印象だとアシュタンガヨガを熱心に練習している人は、ヨガがすごく好きな人やストイックな人、負けず嫌いな人が多くて、痩せることへの関心はない人が多いように感じます。

結論 

アシュタンガヨガのようなアクティブに動く運動量の多いヨガを毎日、もしくは高頻度で行えば、確実に痩せます。(ただし、痩せる必要がある場合に限る。)

③やせなくてもちょうど良い自分になる(気づく)パターン…ヨガが好きで続ける。

やさしいヨガもアクティブなヨガも含めて週1回から2回程度、定期的にヨガする習慣がついている。

ヨガの考え方(ヨガ哲学)も含めて、かなりのヨガ好き。食生活も含めて、生活にヨガが根付いている。

→おそらく痩せます。痩せる必要のない場合は、適正体重になります

それよりもありのままの自分が好きになる。きっとコンプレックスが無くなるか改善します。

かなりのヨガ好きになってくるとヨガが日常生活と一体化してきます。

リラックス系のやさしいヨガの運動効果は多くありません。運動強度としては、たかがしれています。

しかし、ヨガが大好きになっていくにつれて、生活スタイルが変わっていくことがよくあります。

ヨガと生活が一体になってくると、日常生活の中でも自分自身を観察する習慣がついてきます。

  • 呼吸に意識を向けましょう。
  • 身体の感覚を味わいましょう。
  • 自分の今の状態を確認しましょう。

「今、どう感じているか?」

こういったヨガに必要な感覚が身についていきます。

すると自分の体調や健康状態、生活習慣を意識するようになります。

自分を観察するようにするようになると、考え方や行動に変化が起きてきます。

やせる・やせないという人と自分を比較する考え方から抜け出すことができます。

自分のために身体の負担がかからないように食べ過ぎや食べ物に注意するように自然となっていきます。

日常の中で、体が重いなと思えば、ランニングやウォーキング等の機会を確保しようと思うかもしれません。

そうした考え方や行動の変化が起きてます。

ヨガにはまる人の多くは、ヨガの運動としての効果だけでなく、考え方や価値観も含めて心理的な効果を好きになっていく場合がほとんどです。

ヨガの中には、ヨガ哲学という分野があります。

人生をより良く生きるための考え方や価値観、物事の見方などを教えてくれます。

ヨガ哲学の基本となる考え方に八支則(アシュタンガ)と言うものがあります。

その中では、ヤマ(すべきでないこと)、ニヤマ(積極的にすべきこと)等が伝えられています。

こういったヨガの精神的な内容に意識が向き始めると、なぜか自分が徐々に肯定できるようになります。

痩せたいという考えよりはむしろベストの自分を目指すようになります。

当然、「自分自身のために食べ過ぎないようにしよう」と行動や意識が根本的に変化していきます。

結果として適正体重、よりよい自分へと変わっていきます。

結論 

ヨガが大好きで、ヨガを習慣として続けていくとヨガが生活に根付いてきます。すると食生活や考え方、行動が少しずつ変化をしていきます。そして、ちょうど良い自分に自然と変化していきます。痩せる必要があればやせます。痩せる必要がなければ、ベストな自分へと変化していきます。

あっきーの本音は…

最後にあっきーの本音です。(身体に関してこんな記事も書いてます。)

ヨガを続けていくことは、痩せる・痩せないといった価値観が必要ないことに気づくことだと思っています。

良い自分も悪い自分も含めて、その時々の自分を受け入れて、信頼して、愛して肯定していくことだと思っています。

痩せているとか太っているというのは誰かとの比較です。

人によって骨格も筋力量も体質も生まれつき違います。

太りやすいのか痩せやすいのかは、体質的・遺伝的な影響も大きいと思います。

だからこそ、体重の数字を追いかけたり、人と比較する必要はありません。

とにかく自分を好きでいられればいいのです。

人生を幸せに生きられればそれでいいのです。

そのためには自分の体が快適で元気に動けることが何よりです。

精神的にも肉体的にも健康である必要があります。

そのために痩せる必要があるなら、ヨガに限らず、ランニングや野菜中心の食事をするなどして、痩せる工夫をしましょう。

もしかしたら痩せたいという思いが、「自分はダメだ」という自身の無さからくるものかもしれません。

人との不必要な比較や勘違い・思い込み、一種の強迫観念からくるものかもしれません。

もしそうなら、そんな不要な感情は捨ててしまいましょう。

自分が好きな自分になるために体の声を聴きましょう。

痩せるか痩せないかにこだわる必要はありません。

ありのままの自分を肯定していきましょう。

純粋にヨガを楽しんで、どんな自分も受け入れて、より良い自分になることを楽しみましょう。

追伸

いろいろと長々と書いてきましたが、もしも痩せやすいヨガの種類は?と聞かれたらアシュタンガヨガと答えます。

今回もお読みいただきありがとうございました。

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