あっきーは神社やお寺などにお参りするのが好きです。以前、福井県の永平寺に行ったときに感じたことをお伝えします。
●あっきーの視点で永平寺について知りたい人
●神社やお寺が好きな人
●ヨガインストラクターあっきーが感じた禅とヨガとの共通点を知りたい人
曹洞宗 大本山永平寺に行ってきました!
愛知県岩倉市を中心に活動するヨガインストラクターのあっきーです(^^)/
ご存じの方もいるかもしれませんが、あっきーは、お寺や神社が大好きです。
その中でもいくつかおすすめの神社やお寺があるのですが、お寺で一番好きなのが永平寺です。
神社やお寺が好きなあなたなら、もう行ったことがあるかもしれませんね!
今回は、まだ行ったことがない人に向けて、ヨガインストラクターあっきーの視点で永平寺の魅力を記事にしてみました。
なぜ、永平寺が好きなのか?
禅とヨガには共通点があると感じているからです。
今までに複数回行ってるんですが、毎回、いろんなことを感じます。初めて行ったときもとても感動しましたが、行くごとに感動が増しているような気がします。
神社やお寺の神聖な雰囲気は、実際に行かないと味わえないと思ってます。
だからこそ、この感動を味わってほしいので、あえて写真は極力載せないことにしました。
永平寺の基本情報
永平寺は、曹洞宗の大本山で、福井県の永平寺町にあります。
曹洞宗は、道元が開祖の仏教です。
曹洞宗の教えとしては、座禅を大切にする仏教とのことです。
ちなみに永平寺のある地域を永平寺町と言います。永平寺町というだけあって、町の中心が永平寺といった感じです。
お役立ち情報
交通アクセス…愛知県の名古屋市から北陸自動車道で約2時間30分ほどです。
もしも冬に行かれる際は冬用タイヤがあると安心です。
駐車場は永平寺の近くにたくさんあります。駐車場代は400円から500円が相場です。
拝観料は大人一人500円でした。
公式HPも忘れずにご参照ください。
永平寺 https://daihonzan-eiheiji.com/
曹洞宗 https://www.sotozen-net.or.jp/
永平寺の建物の様子や雰囲気について
まず、永平寺の敷地内に入るとそこから、すでに神聖な空気を感じます。
敷地内には自然がたくさんありますので、自然のきれいさと雄大さも体感できます。
同時に人の手が入っていることで、人と自然とが調和していることも実感できます。
駐車場から永平寺に向かうと、最初に目につくのが入り口にある大きな永平寺の石碑です。
敷地内に入った時点から、重厚な建物に目を奪われます。
広大な土地の中に70余りの建物があるそうです。
ちなみに寺院の建物のことを伽藍と言うそうです。
伽藍とは、僧侶が修行する清浄な場所という意味があるそうです。
主要な伽藍を七堂伽藍といい、法堂(各種法要を行う場所)、仏殿(ご本尊がある場所)、僧堂(僧侶が生活する場所)、庫院(永平寺の維持管理する場所)、山門、東司(トイレ)、浴室を指すそうです。七堂伽藍の他にも様々な建物があります。
実際に伽藍の中を歩いていくと、隅々までとてもきれいに掃除がなされていてます。
僧侶の修行の一環としての作務(掃除等)が行き届いているのが分かります。
建物内のつくりは必要最低限というような簡素なつくりになっています。
もちろん参拝する仏殿(ご本尊のある場所)や承陽殿(道元が祀られている所)などには、様々な意味が込められた模様や彫刻がみられます。
すごく歴史を感じさせる建物があり、歴史的な建築物としての見どころもありますが、一番はやはり永平寺という場の持つ神聖なエネルギーです。
このエネルギーの源は何かといわれると長年にわたり、修行僧が神聖な生活をしてきたことによって生まれた神聖な祈りや純粋な思いによるものだと思まいます。
禅の世界はヨガと同じ?修行僧の生活に感動しました!
あっきーが一番感動したのは、修行僧の生活です。
建物の掃除が行き届いていることや寒い中(行った季節は冬です)での簡素な服装や暖房器具の様子などからかなり厳しい生活を修行僧がしていることは想像できます。
しかし、実際に修行僧が生活している様子は、拝観の中では、一部が垣間見れるだけで全部は見れません。
しかし、すべての参拝順路を終えた最後の大講堂(休憩所)のところで永平寺の修行僧の生活を紹介する番組が流れていました。
NHK福井の制作の「永平寺 禅の世界」youtubeにPR動画がありましたので載せておきます。
この番組の全編をお見せすることができないのがとても残念ですが、ぜひ、実際に永平寺に行って見てほしい動画です。
この番組を見て、なぜ、これほど掃除が行き届いているのかが理解できました。
修行僧の生活は、すごく厳格なようです。
座禅、朝課(あさのおつとめ)、行鉢(食事)、作務(座禅や読経以外の掃除など)を基本として、その他の日常的な細かなことまで厳しいルールが様々あります。
朝4時の起床に始まり、食事やトイレにも作法があるようです。
座禅については、長いときは1日10時間近くすることもあるそうです。
一番びっくりしたのは、寝る姿勢までも決まっていたことです。
それには理由があるようです。
曹洞宗の教えとして、生活こそが修行だという考えがあるそうです。
こうした生活の一端を知れたことで、伽藍に対する見方もより神聖なものになりました。
永平寺には、いくつもの神聖さがありますが、特に自然の豊かさと修行僧の生活の神聖さによるところが大きと感じました。
番組の中で特に印象に残っていた内容を2つ紹介します。
仏道を習うとは自己を習うなり。自己を習うというは、自己を忘れるなり。自己を忘れるるは、万法に証せらるるなり。万法に証せらるるというは、自己の心身および他己の心身をして脱落せしむるなり。
という言葉が繰り返し出てきました。
自分というものを無くす。我を無くす。エゴを無くす。自然と共にあることを理解する。
日常を律する。日常を繰り返し丁寧に行う。
まさにヨガだなと思いました。先ほど紹介した生活こそ修行だという考えもそうです。
ヨガ哲学(八支則(ヤマ・ニヤマ))の考えを実践するとまさにこういう生活になるという実践に見えました。
どうしても今の時代、ヨガはフィットネスやサービス業の要素が強くなっています。
無理をしないことが、日常の中では楽をする方向に行きがちです。
ヨガ本来の自分をより高めるという観点から見れば、こうした厳しく自分を律した生活(もちろんここまで厳しくはないにしろ)をすることも必要だなと思いました。
少なくても食事、睡眠、性的欲求などの様々な欲をコントロールすることは、自分を律するためにも必要だ思います。
禅の修業をしている外国人の僧侶が話していた言葉も印象に残りました。
「真摯で厳しい修行の先に魂の自由がある」
座禅から見えてくる禅の意味
永平寺の修行僧は座禅をとても大切にしています。
「只管打座(しかんたざ)」という言葉も繰り返し出てきました。
只管打坐は、ただひたすらに座るということです。
座禅をする姿そのものが「仏の姿」であり、神聖だと言っていました。
禅のあるがままをそのまま実践しているのが座禅の状態だとあっきーは理解しました。
座禅をしている間には多くの葛藤、悩み、嫉妬、エゴなど多くのものと向き合うことになります。
その中で、自分を見つめ、よりよい自分へと変えていく。
ヨガの根底にある大切なものは、座禅と同じなんだと感じました。
さらに座禅に限らず、すべての日常行為が禅の修行として尊いと説明していました。
修行僧の生活は、もちろんヨガの考え方と違う部分もあると思いますが、日常を大切に生きるのは八支則(ヤマ・ニヤマ)の実践に通じるところです。
ここまで、あっきーなりの視点で永平寺の魅力を伝えてみました。永平寺の神聖な空気、歴史的な建築物、豊かな自然、どれも魅力的なものですが、やはり一番ひきつけられるのは、そこで生活する修行僧です。
ぜひ、最後の休憩場所で見れる「永平寺 禅の世界」の番組も含めて、永平寺を堪能してください。
今回もお読みいただきありがとうございました。
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