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ヨガインストラクターあっきーのヨガクラスの作り方①アサナ編を公開します。クラスではアサナとヨガ哲学を一定の割合で入れるようにしてます。これからヨガインストラクターを目指す方やクラスデビューする方などの参考になればうれしいです。
この記事がおすすめな人
- これからヨガクラスを始める人
- ヨガインストラクターを目指している人
- あっきーのヨガクラスの作り方に興味がある人
Contents
あっきーのヨガクラスの作り方を公開します①アサナ編
愛知県岩倉市を中心に活動するヨガインストラクターのあっきー(@akkyogi)です(^^)/
今回の記事は、あっきーのヨガクラスの作り方(75分クラスを想定)です。
これまでもいろんな記事(例:ヨガサークルのご案内)の中であっきーがクラスの中で大切にしていることについてふれてきました。
今回の記事では、さらに踏み込んで、具体的にどのような考えに基づいて、クラスを作っているかをお伝えします。
この記事を書いてあっきーにメリットはあるのかな?笑
他のヨガインストラクターさんにあっきーの手の内を公開するようなものです。
普通は書かないよね(^_^;)
それでも書くことにした理由は2つあります。
- あっきーのヨガクラスに参加したことない人に向けて
- デビュー前のヨガインストラクターさんの参考になれば
①あっきーのヨガクラスに参加したことない方は、まだまだたくさんいます。もっとたくさんの方にヨガクラスに参加してほしいと思っています。実際にクラスに参加したことがない方は、はじめて参加するまでに心理的なハードルがたくさんあると思います。そのハードルが少しでも下がればうれしいと思ってます。
②デビュー前のヨガインストラクターさんの参考になればうれしいです。あっきーもそうでしたが、デビュー前にヨガクラスの実際の作り方がまったくわかりませんでした。各種のヨガインストラクター養成講座で、アサナのガイドは練習します。クラスの組み立て方はなんとなく習います。でも、最初はそれだけじゃ不安でした。自分のクラス内容が良いのか悪いのか判別がつかなかったので、他のヨガインストラクターさんのクラスの作り方が分かればありがたいなと思っていました。
①②をあっきーなりに踏まえて、今回の記事がヨガ人口の増加とさらなるヨガの普及に繋がればうれしいです。
あっきーのヨガクラスに来てね(^^)/
おはようございます✨
今日の朝ヨガも無事に終わりました。クラス前に小話する理由やクラス終わりにいつも唱えてる「生かされていることに感謝して、今与えられている自分自身と環境に対して満足しましょう。」の意味について話しました😉アサナだけじゃなくて、ヨガ哲学も伝わるヨガクラスがしたいな
— あっきー😊ヨガインストラクター (@akkyogi) January 26, 2020
つぶやきにもあるようにあっきーのヨガクラスはアサナ(身体を整えることと)とヨガ哲学(主に八支則)を一定の割合でクラスに取り入れています。
具体的にはアサナ80~90%:ヨガ哲学10~20%でクラスを作っています。
アサナとヨガ哲学のどちらも大切だと思っていますが、ヨガクラスではやはりメインはアサナ(身体を整えること)です。
アサナ(身体を整えること)について
まず、あっきーのアサナの時間は、75分クラスの内、60分ぐらいで構成しています。
60分を過ぎてやらないように気を付けています。
クラス終わりに「完全燃焼。あーぁ、めいっぱい動いた!」というクラスよりも「もうちょっとあってもよかったな。あっという間だったな」というクラスを目指してます。
理由は、人間は少し物足りないぐらいが続くと思っているからです。
ヨガの効果は、短期間続けるよりも長期間続ける方が大きいと思ってます。
毎日2回を1月続けるよりも、週1回を長く続ける方が効果があります。
もっと言えば2週間に1回程度でも死ぬまで続けるなら、かなりの効果が出ると思ってます。
人間はいつも絶好調が理想ですが、実際には寝不足の日もあれば、体調の悪い日もあります。
そういう日でも気軽にこれるクラスが良いと思ってます。
ヨガは、良いときも悪いときもどんな時でも心身のメンテナンスができる身近な存在であることが理想だと思っています。
もちろん要望があれば、ハードに動くクラスもします。90分、120分と長いクラスもやりますが、本音は60分クラス、75分クラスで十分だと思ってます。
次に、具体的にやるアサナや内容ですが、今は事前に特には考えていません。どのポーズをやるか、どんな動きをするかは来ていただいた生徒さんの雰囲気で決めています。
事前に内容を考えていた時期もありましたが、事前に決めた内容に縛られるより参加者を見ながらその場の雰囲気で動く方が今は良いと感じています。
ちなみに特定のテーマがあるクラス(例:肩こり解消、おやすみ前のヨガ)や参加者が事前に分かっているクラス(例:シニアヨガ、リハビリヨガ)は、事前に内容をある程度考えた方が良いと思います。
ヨガスタジオの場合は、スタジオに行ってみないとどの生徒さんが来るか分かりません。来てくださった生徒さんによってヨガ経験や健康状態も違います。参加者が少ないときと多いときで雰囲気も違います。生徒さんが少ないときは、来てくださった生徒さんの要望に合わせてアクティブに動く方が良いか、ゆるゆるリラックス系にするかも変えるようにしています。
じゃあ、何も考えずにクラスに臨むかというと主に5つ考えていることがあります。
- どの姿勢でクラスを構成するか
- 強度
- 意識したい部位・テーマ
- エネルギーのピーク(ピークポーズ)をどこに持っていくか?
- 呼吸のしやすさ・フロー
①どの姿勢でクラスを構成するか
あっきーの区分では、ヨガの姿勢は主に以下があります。
- 座位(あぐら、正座)
- 長座(開脚や片足開脚も含む)
- うつ伏せ
- 仰向け
- 四つ這い・肘をついた四つ這い
- ローランジ(片方の膝をついた状態)
- ハイランジ・立ちポーズ
- ヴィンヤサ・連続して動くポーズ
- バランスポーズ
- (逆転・アームバランス等のアドバンス系のポーズ)→上級者向けクラスのみ
他にもあるとは思いますが、主に9の姿勢の中から4~5つぐらいをピックアップします。
基本は1つの姿勢を10分~15分(1ブロック)と考えています。
先ほど動く時間(アサナ)は60分以内とお伝えしましたが、1クラスは4~5ブロック+ヨガ哲学(小話、ガイド、瞑想)で構成しています。
正直に言うと、いつもその時々で動いているので1週間前のクラス内容を覚えていません。
もし同じ生徒さんが来ていても抜き出す基本姿勢が違っていれば、完全に同じ内容には絶対にならないので、それでクラス内容に変化を付けています。
週ごとに抜き出している姿勢が完全に同じという事はまずないと思います。
②クラスの強度
ヨガスタジオのクラスには強度が付いています。
強度の変化をつける方法は基本的には3パターンだと思ってます。
- ポーズの種類に差をつける
- ポーズのキープ時間を長くする
- ハイランジ・立ちポーズ、ヴィンヤサ・連続して動くポーズの時間を長く取る
どの選択をしても良いと思いますが、あっきーが好きな強度の調節は「ハイランジ・立ちポーズ、ヴィンヤサ・連続して動くポーズの時間を長く取る」です。
一番好きじゃないのは、「ポーズのキープ時間を長くする」です。
ただこの辺は好き好きなので、クラスのテーマやそれぞれの好みで選択するのが良いと思います。
リラックスヨガ、ハタヨガ、パワーヨガの3段階を例にして違いを説明してみます。
先ほどの「ハイランジ・立ちポーズ」「ヴィンヤサ・連続して動くポーズ」の時間と種類を変えます。
リラックスヨガなら「ハイランジ・立ちポーズ」「ヴィンヤサ・連続して動くポーズ」は1ブロックにします。
ハタヨガなら休み(子供のポーズ等)を適度に入れながら2ブロック入れてみます。
パワーヨガなら、2~3ブロック入れたうえで、アサナの種類をハードなものに変えます。
実際にはここまで単純ではないかもしれないですが、あっきーの場合はこんなイメージです。
③意識したい部位・テーマ
言葉の通りです。意識したい身体の部位やテーマがあるクラスの場合は、その内容を考えます。
肩こり解消であれば、肩こり解消に有効な肩や首、背中周りをよりほぐすように意識します。
具体的には2~3ブロックほど肩や首、背中周りにアプローチする姿勢をいれます。
他にもリラックス系であれば、うつ伏せや仰向けの姿勢を多くします。
部位・テーマのところで大事になるのはガイドの仕方だと思っています。
ガイドの速度や声のトーン、ガイドで強調する内容が違ってきます。
なんとなく想像がつくと思いますが、リラックスヨガ、ハタヨガ、パワーヨガでガイドの速度や声のトーン、ガイドで強調する内容は違ってきます。
分かりやすい例でいえば、骨盤調整ヨガであれば、骨盤周りの筋肉や骨に対するガイドが多くなります。パワーヨガとリラックスヨガを比較すると、パワーヨガの方が声のトーン、ガイドの印象は元気なイメージになるはずです。リラックスヨガは優しく穏やかなイメージです。
④エネルギーのピーク(ピークポーズ)をどこに持っていくか?
これは、すごく簡単に言えば、どの姿勢からはじめて、どうやってシャバアサナ(最後のリラックス)に向かっていくかの順番です。
エネルギーのピーク(ピークポーズ)は、そのクラスの中で一番運動量が多い時間帯です。
ヨガをしてリラックスする仕組みは(呼吸と)緊張と緩和のバランスです。
例として呼吸→①仰向け→②うつ伏せ→子供のポーズ(休息)→③四つ這い→④立ちポーズ→⑤バランスポーズ→クールダウンの流れでクラスを構成したとします。
すると前半は緩める内容で、エネルギーのピークは後半から終盤にかけてです。
エネルギーを高めた状態から、クールダウンに入るイメージです。
もし呼吸→①座位→②四つ這い→子供のポーズ(休息)→③立ちポーズ→④長座→⑤仰向け→クールダウンの流れで構成したら、中盤にピークをもっていっています。終盤はゆるめる時間になっています。
どれがいいとか悪いではなくて、クラスに変化を付けるためにエネルギーのピークをどこに持っていくかも考えてみるといいと思います。
⑤呼吸のしやすさ・フロー
⑤の呼吸のしやすさ・フローは①~④のすべてをひっくるめて実際に動く中で意識をしている事です。
あっきーはフローのクラスが好きです。
呼吸が止まらずに流れていくようなイメージのクラスです。
身体と呼吸が連動して動きやすいガイドかどうか、常に呼吸を忘れることなく意識できるガイドをかどうかを大切にしています。
その日の内容、4~5ブロックの構成やクラスの強度、意識する部位・テーマ、ピークポーズなどが全体的にフローとして流れているか、呼吸がしやすいかを考えながらクラスとしての全体のまとまりを考えています。
簡単に言えば、バタバタしないという事です。スムーズに姿勢の移行ができるように意識してます。
具体例を出すと座る→寝転がる→座る→四つ這い→寝転がる→座る
もしこんな流れだとしたらクラスを受けているとすごくバタバタしている印象になると思います。流れているというよりは、ブロックごとにぶつ切りになっているように感じると思います。
全体的にクラスがまとまってるな。流れてるなと感じられたら、それでいいと思います。
まとめ(次回に続く)
続いて…!
クラスの中でどのようにヨガ哲学を伝えるのか?
ヨガ哲学を取り入れるためにどんな工夫をしているのか?
こんなところを書きたいとこですが、ここまででおよそ5000字を超えてしまいました(^_^;)
あまりにも長くなってきたので、クラスの中での「ヨガ哲学の伝え方(小話、ガイド、瞑想)」については、次回に持ち越します。
ここまでいろいろ書いてきましたが、お伝えした内容を毎回、ちゃんと意識しているわけではありません。
スタジオに入って生徒さんが来るまでの間に受け入れ準備をしながら漠然と考えることもありますが、実際には出たとこ勝負です。
クラスが始まって、小話をして、呼吸を整えている間になんとなくクラスの雰囲気を見て方向性を決めています。
ポーズをとりながら、次のアサナを考えたり、クラス中に新しい動きを考えている時もあります。
クラスづくりの大枠を理解して、できるだけ臨機応変に対応できたらいいですね。
次回、続きもお楽しみに(^^)/
今回もお読みいただきありがとうございました。
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お知らせ
ヨガサークルのご案内
*2019年1月から岩倉市で、2019年度後期市民講座「心と身体を元気にするヨガ」のメンバーの一部を中心にヨガサークルを立ち上げることになりました。
5人程度の小規模な始まりとなりそうですが、ご興味ある方はお問い合わせ(ラインもOK)ください。
クラス情報(2020年1月時点)
●ミトラヨガスタジオ(愛知県春日井市)土曜日18:30~リフレッシュヨガ
●湘南シャイズヨガスタジオ(名古屋市中区上前津)
日曜日8:00~リラックスヨガ(朝ヨガ)
第1・第3 日曜日16:00~ヴィンヤサビギナー(はじめてのアクロヨガ)