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ヨガインストラクターあっきーのヨガクラスの作り方を公開します。第2弾②ヨガ哲学編です!ヨガクラスの中で、どうやってヨガ哲学の要素を伝えているのかをお伝えします。これからヨガインストラクターを目指す方やクラスデビューする方などの参考になればうれしいです。
この記事がおすすめな人
- これからヨガクラスを始める人
- ヨガインストラクターを目指している人
- あっきーのヨガ哲学の伝え方に興味がある人
Contents
あっきーのヨガクラスの作り方を公開します②ヨガ哲学編(^^)/
愛知県岩倉市を中心に活動するヨガインストラクターのあっきー(@akkyogi)です(^^)/
さっそくですが、前回の続きです。
あっきーの「ヨガクラスの作り方を公開します②ヨガ哲学編」です。
おはようございます✨
今日の朝ヨガも無事に終わりました。クラス前に小話する理由やクラス終わりにいつも唱えてる「生かされていることに感謝して、今与えられている自分自身と環境に対して満足しましょう。」の意味について話しました😉アサナだけじゃなくて、ヨガ哲学も伝わるヨガクラスがしたいな
— あっきー😊ヨガインストラクター (@akkyogi) January 26, 2020
少し前回の内容を振り返ってみます。
あっきーのヨガクラスは、アサナ(身体を整えることと)とヨガ哲学(主に心の話)を一定の割合(アサナ80~90%:ヨガ哲学10~20%)にしています。
クラス終わりに身体がゆるむだけでなくて、心も一緒にゆるんだらうれしいと考えてます。
ヨガをすることで身体だけじゃなくて、心も整う感覚を味わって欲しいな(^^)
もっと言えば、ヨガクラスを通じて「自分の事を今よりもさらに好き」になって、「人生がより良くなる」ような変化を起こせたら最高だと思っています。
そんな思いを踏まえてヨガ哲学をお伝えしています。
- クラスの中でどのようにヨガ哲学を伝えているのか?
- ヨガ哲学を取り入れるためにどんな工夫をしているのか?
ヨガ哲学の伝え方について
実際にヨガ哲学を伝えるとは何を伝えればいいんでしょうか?
ヨガインストラクターとして、ヨガクラスをはじめたばかりだとピンとこないですよね。
生徒さんにとっては、ヨガ哲学という言葉だけでも難しそうな響きですよね?
あっきーの考えだとヨガ哲学=八支則=日常生活のストレスを減らして楽しく過ごすための心のあり方だと思っています。
ヨガクラスの中でヨガ哲学を伝える時は、主に八支則を踏まえた心のあり方をお話しています。(*(八支則を知らない人は、先に八支則の記事を読んでね!))
具体的には、以下の4パターンで表現しています。
- ヨガクラスの最初の小話
- 呼吸
- クラス中のガイドに織り交ぜる
- 最後の瞑想(静かにすわる)
それでは、順番に説明していきます。
①最初の小話
クラスの始まりは必ず小話をしています。だいたい5~8分ぐらい話すようにしてます。たまに話し過ぎちゃうこともありますが、10分以内には収めるようにしています。
内容としては、日常生活と八支則を絡めたような小話です。
一つ例を出します。ニヤマのサントーシャ(知足)を伝えたいとします。知足をめちゃくちゃ簡単に説明すれば、「今の与えられている現状に満足して感謝しよう」です。
「人間って比較しがちだなと思ったんですよね。あっきー以外にも世の中にはたくさんヨガインストラクターさんがいますよね。SNSを少し見るとみんなキラキラしてて、すごい人気の人がいっぱいです。スタイルもよくてきれいな人がたくさんいます。おしゃれなカフェで身体に良さそうなご飯を食べて、いかにもリア充みたいな感じがします。たくさんの生徒さんに囲まれててうらやましいなと思う気持ちが湧いてきます。そもそも自分は兼業ヨガインストラクターなので、何より専業で食べてるだけですごく尊敬します。尊敬の気持ちが、時として劣等感になることもあります。比較の考えにはまると…ついつい「自分は向いてないのかな?」とか「ヨガインストラクターっぽくないな」「これで良いのかな?」とかいろいろネガティブなことを考えることもあります。でも「ヨガ好きだしな」「ヨガ教えるの楽しいよな」「生徒さんもたまに褒めてくれるよな」「意外と上手にクラスできるよな」「もしかしたら教えるの上手かも」と前向きなことを考えていると、最後は「あっきーにはあっきー魅力があるし、あっきーはあっきーのままで良いんだ」という結論になります。いろんなヨガインストラクターがいるからいろいろな生徒さんに対応できるし、いろんな伝え方ができます。まったく同じ伝え方をするヨガインストラクターは存在しません。自分なりに良いとこを探してみると、けっこう見つかります。良いとこを探すと自信が持ててきますね。幸せはあることを探すと大きくなるみたいです。何より今こうしてクラスができてる事実がすごく幸せなことだと思います。」
実際にクラスで話したことがない内容ですが、こんな感じになります。
この小話ポイントは4つです。
- 自分が本当に思ったことを話す
- 共感できそうな人が、一人でもいる内容を話す
- ネガティブをポジティブに変換して結論づける
- 言葉にしなくてもヤマ、ニヤマのどれかをイメージしつつ話す。
①他のヨガインストラクターがたくさんいて、自分がヨガインストラクターとして向いてないのかなと落ち込んだりすることがあるという事実を話す。
②誰かと比較して落ち込む経験をしたことがある人や自分に自信がない人は、生徒さんの中に一人はいると思います。
③「いろんなヨガインストラクターがいるから、いろいろな生徒さんに対応できる。いろんな伝え方ができる。」→自分でヨガインストラクターに向いてないと感じたとしても別の視点から違う見え方をすることを伝える。
④今回の例だとニヤマのサントーシャ(知足)を言葉に出さずに伝えてます。
小話の内容をあっきーなりに分析すると①~④のポイントが入ってます。
偉そうに分析してたいそうなことを話しているフリをしてますが、実際にはその場の思いつきで話すことがほとんどです。考えるとしてもスタジオの準備中に少し考えるだけなので、グダグダになることもよくあります。
あっきーのクラスに来たことがある人なら分かると思いますが、決して人前が得意なわけでも話すことが上手なわけでもありません。むしろたどたどしく話していますし、話がまとまらず結論が伝わらないこともよくあります。
実は、それでも話すことに意味があると思っています。
全部伝わらなくても何か少しでも伝われば、それで十分だと思ってます。
ちなみにヨガインストラクターあっきーのあきラジであっきーのたどたどしい喋りが聞けます(^^;)笑 *音が小さかったらイヤホンで聞いてね!
そもそもヨガに関する小話をするのは、ヨガクラスを通じて身体だけではなく心もゆるめてほしいと思っているからです。
あっきーが生徒としてヨガクラスに通っているときに小話をしてくれる先生が好きだったし、小話を聞いて感動することがよくありました。
だから、少しでも何かが伝わればうれしいと思っています。ヨガは、心も身体も元気にできるんです(^^)/
②呼吸
最初の小話の後で呼吸の時間を必ず取るようにしています。だいたい5分程度です。
呼吸を通じて、その日、その瞬間の心と体の状態を観察してもらいます。
毎日、違う自分の心と体の状態に気づいてもらいます。
いつもいかに呼吸が浅くて、呼吸が早いか気づいてもらいます。
呼吸が変わることで心もおだやかに変化していくことを実感してもらうための時間です。
この時間もヨガ哲学の一部だとあっきーは思ってます。
③クラス中のガイド
クラス中のガイドであ2つ意識していることがあります。
- 自己肯定感を高めること→ほめること
- 自分の正解を自分で見つけること→アサナの細かい部分は自分で正解を探してもらう。
自分を大切にしよう。自分のすべてを肯定しよう。自分の素晴らしさに気づこう。恥ずかしい過去、情けない部分、カッコ悪い部分、すべてを認めて肯定しましょう。人に自分の評価を絶対に委ねないこと。 自分を肯定しよう #コンプレックスの克服 #幸せ探し #人生 #ヨガ哲学 #生き方 #全肯定 #自分好き
— あっきー😊ヨガインストラクター (@akkyogi) January 24, 2020
つぶやきにもあるように自分を肯定することはすごく大事なことだと思ってます。自己肯定感が低くて悩んだ時期もあるあっきーですから、心からそう思っています。
実は、自己肯定感は八支則のヤマ、ニヤマのかなりの部分を占めています。
例えば、アヒムサは非暴力ですが、自分のことを痛めつけない。自分のことを傷つけない。自分を大切にすることもアヒムサの一部です。自己否定は、まさに自分を傷つけることなのでしてはいけないことです。人生の質を下げることは当然として、ヨガ哲学の視点からもよくないです。
そういうことも踏まえて、意識してほめるようにしています。「良いですね。」「きれいですね。」こういった言葉が自己肯定感を高めることに繋がってほしくて、ほめるガイドを意識していれるようにしています。
ヨガは自分を理解することです。自分の身体と心が何をしたいのか、どうしたいのかを理解できている人って、かぎられると思います。ヨガのアサナをとるなかで、手の位置や足の位置などを繊細に微調整しながら自分の正解を見つけていきます。さらに呼吸の速度や深さなど呼吸を通して身体を観察します☺️
— あっきー😊ヨガインストラクター (@akkyogi) January 22, 2020
自分の正解を自分で見つけることは、ヨガの一番の練習です。
「人がこう言ったからこうする」ではなくて、「自分はこう考えるからこうする」という自分の心に正直に生きることもヨガの一部です。
自分主体の生き方ができるようになるのもヨガの目指すところです。
その一環としてアサナの正解をそれぞれが見つけるようにしてもらっています。
手足の長さも体の大きさもすべて人それぞれです。みんな違うのに手を伸ばす位置、手の置く位置がみんな同じはずがありません。
「自分の身体がどうすると気持ちいいのか?」「どうすると呼吸がしやすいのかを自分で見つけてもらうこと」を意識したガイドをしています。
もちろんすべてを生徒さんに委ねるわけではないですよ。
ちなみにヨガ哲学の視点でいえば、サティヤは正直、誠実となります。自分の心に正直に生きることは、まさにヨガです。
2つを例に説明しましたが、ヨガのガイドの中にこんな感じでヨガ哲学の要素を入れるようにしています。
一つ付け加えると、あくまでもガイドの中心は「呼吸のしやすさ」や「身体の使い方」であるべきだと思ってます。
④最後の瞑想(静かにすわる)
シャバアサナ(休息の時間)が終わった後、クラスの終わりに向けて静かに座る時間を取るようにしています。
だいたい3~5分程度です。それほど長い時間ではないですが、どんな時でも必ずこの時間を取るようにしています。
この時間にヨガの素晴らしさを心と身体で実感してもらえたら嬉しいと思ってます。
そして、クラスの終わりに唱えている言葉が心に沁みてくれたら何よりもうれしいです。
クラスの終わりに唱える言葉、おそらくそれぞれのヨガの先生が最も大切にしている思いが表れています。
あっきーの場合は主にこの言葉です。
- いつも一生懸命頑張ってるご自分の心と身体に対して感謝しましょう
- 生かされていることに感謝をして、今、与えられている自分自身と環境対して満足しましょう
この言葉は、尊敬する大好きな先生が言っている言葉がもとになっています。
ヨガクラスに生徒として参加している時にクラス終わりに唱える度にすごくあったかい気持ちになっていました。
その気持ちを生徒さんにも味わってほしいと思っています。
それに「もっと、もっと、足りない、足りない」になりがちな自分自身に対して向けて唱えている言葉でもあります。
みなさんにも好きな言葉があると思います。静かに座って心を落ち着けた後に大好きな言葉、元気になる言葉をとなえてみるのもいいですね(^^)/
最後に(ヨガ哲学を伝える際に気を付けていること)
最後にヨガ哲学を伝える際に気を付けていることをお伝えします。
通常のヨガクラスでは生徒さんは、あくまで一般の人です。
だからこそ、普通の言葉、一般的な言葉、ヨガ初心者にも伝わることを大切にしています。
- ヨガ、ヨガしない。ヨガっぽくなりすぎない。
- ヨガ用語をできるだけ使わない。
クラスの中では、ヨガ哲学に関するヨガ用語はサラッと伝えるか、一般的な優しい言葉に置き換えて伝えるようにしています。
ヨガができるだけ日常の身近な存在であればうれしいという思いも込めています。
前回のアサナ編、今回のヨガ哲学編とあっきーのヨガクラスの作り方について公開しました。
いかがでしたか?参考になる部分はありましたか?
あっきーのヨガクラスに参加している生徒さんの感想も聞けたら嬉しいです(^^)/
今回もお読みいただきありがとうございました。
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お知らせ
ヨガサークルのご案内
*2019年1月から岩倉市で、2019年度後期市民講座「心と身体を元気にするヨガ」のメンバーの一部を中心にヨガサークルを立ち上げることになりました。
5人程度の小規模な始まりとなりそうですが、ご興味ある方はお問い合わせ(ラインもOK)ください。
クラス情報(2020年1月時点)
●ミトラヨガスタジオ(愛知県春日井市)土曜日18:30~リフレッシュヨガ
●湘南シャイズヨガスタジオ(名古屋市中区上前津)
日曜日8:00~リラックスヨガ(朝ヨガ)
第1・第3 日曜日16:00~ヴィンヤサビギナー(はじめてのアクロヨガ)