この記事から得られる情報
あっきーが過去にパニック障害と診断されて、それを克服した話です。すっかり日常では忘れていますが、今もパニック障害で苦しんでいる人がいるので、少しでもお役に立てばと思って記事にしました。
この記事がおすすめな人
●今、パニック障害で苦しんでいる人
●パニック障害かもしれないと感じている人
●あっきーのパニック障害の克服体験に興味がある人
パニック障害で苦しんでいる人に向けて
愛知県岩倉市を中心に活動するヨガインストラクターのあっきー(@akkyogi)です(^^)/
今回の内容は、あくまで「あっきーの体験」なので、必ずしもあなたに当てはまるとは限らないので、その事を踏まえて読んでくださいね。
久々にパニック障害について話す機会があったので記事にしました。
一部の人しか必要としていない記事かもしれないですが…
あっきーの過去の経験が、今苦しんでいる誰かの役に立つならうれしいです。
ちなみに「パニック障害って何?」って気になる人はgoogle先生に聞いてみてください。
パニック障害を経験したことをどう思っているのか?
本来なら、最後のまとめで書くような内容ですが、あえて今回は最初に書きたいと思います。
https://twitter.com/akkyogi/status/1202365208997416960
嘘偽りなくすごくいい経験をさせてもらったと思ってます。
パニック障害を経験してよかったことを挙げてみます。
パニック障害を経験して良かったこと
- 人の気持ちを考えれるようになった
- 人生で何が大切かを考えるようになった
- たくさんの本を読んで、知らなかった様々な価値観に出会えた
- 日常の幸せを実感できるようになった
- 仕事やプライベートでしんどいときもあの時よりは幸せだなと思えること
- ヨガに出会うきっかけになった
- 自分の身体や心の扱い方を知る機会が得られた
- 身近な人(特に母親)のありがたさを心から実感できた
- より良い人生にしたいというモチベーションの源になっている
- 自分らしく自然体に生きることの大切さに気付けた
パッと考えてもすぐにこれぐらい浮かびます。じっくり考えれば、もっともっとたくさんの良かったことが挙げれそうです。
今、振り返ると圧倒的に良いことが多いです。
それぞれの個別の良いことは探せばいっぱいあるんですが、全てをひっくるめて「生き方が変わったこと」が一番良かったことだと思います。
当時は、勝手に悲劇の主人公のような気分になって、「なんで自分だけこんなつらい思いをしないといけなのか」と人生を嘆いてました。
自分の事ばかり考えて、人の気持ちを考えることもしてなかったし、すごく上辺の価値観で物事を考えて生きてたと思います。
もっとつらい経験をしている人はたくさんいるのに…。
誰にも言ったらダメな特別な経験をしていると感じていました。
今は、言い方に語弊があると思いますが、本音で「たいしたことじゃない」と思ってます。
誰でもなりうるし、パニック障害になったからって治らないわけでもないし、何か人として欠点があるわけでもありません。もし人に言って安心するなら、気楽に人に言えばいいと思います。
「不自然な生き方してるよ」「これ以上今の生き方したら大変なことになるよ」と見えない存在がサポートで教えてくれてると思ってます。
今、思えでば致命的な状態になる前に生き方を修正する機会を与えてくれたんだと感謝できます。
人間は、うすうすは間違った生き方してると思っててもなかなか生き方を変えれないものです。
より良く生きていくためには偏りの修正が必要です。
だからこそ、こういう経験が生き方を変えるきっかけをくれます。
自分の事を知るいい機会になるし、より良い人生を生きていくスタートになると思います。
パニック障害で辛かった時期
すっかり日常生活では忘れていますが、ずいぶん前にパニック障害で苦しんだ時期がありました。
時期としては、学生時代にまでさかのぼります。もちろんヨガにも出会う前です。
高校3年の後半で症状が出始めて、18~22歳ぐらいまでがきつかったです。
その後も何んとなくしんどい時は、ありましたが徐々によくなっていきました。
特にひどかったのは最初の数年です。最初はわけがわからなくてどう対処すればいいのか分からない恐怖がありました。
症状としては、過呼吸、動悸…あと伝わりにくいですが、貧血じゃないのに貧血のような感じ(力が抜けてくような症状)です。
最後に挙げた症状が、一番最初になった症状なので強く印象に残ってます。
一番最初に症状がでた日のことは、今も覚えてます。
体育祭の練習の時間でした。朝から練習があって、途中でフワーッとしてきました。
その日はたまたま朝ごはんを食べてなかったので、なんとなく心の中に昼まで持つかなと不安がありました。
最初は、はじめての経験なので、「なんだこれ?ヤバイ、どうしよう」という感じでした。
でも、しばらく休んですぐに収まりましたが、嫌なイメージが残りました。その後は、空腹や貧血は関係なく同じような症状を繰り返すようになりました。
症状の種類も動悸や過呼吸など違うものも出てきました。病院でいろいろ検査しましたが、原因不明でした。
また、あぁいう状態になったらどうしようと不安になり、人前や空腹を避けるようになっていきました。
一番苦手だったのは、自分に自由がないと感じる状況です。
例えば、授業中が分かりやすいですよね。
他には、それほど仲良くない人とご飯を食べるとか…とにかく自分の自由にふるまえない状態が苦手でし。
学校は、あらゆる状況で症状が出る可能性があるのできつかったです。
当時のあっきーは、思春期真っ盛りです。弱音を吐いちゃいけない。バカにされたくない。
その一心で誰にもこの事を伝えていませんでした。
症状の不安があるから、できるだけ深く人と関わらないようにしてたように思います。
今となっては勝手な思い込みで馬鹿らしいことですが、当時はそう信じてました。
そのうち日常生活もきつくなってきましたが、それでも周りにバレないように普通のふりをして必死に高校生活をしてました。
そんなときに心療内科で「パニック障害」と言われました。
なぜかすごくホッとしました。病名がついて安心したような感じだったでしょうか?
今は、ホントにあれがパニック障害だったのかな?と思うこともありますが、過去にそうやって診断されたことがあるのは事実です。
パニック障害になった原因
当時は原因不明と思ってましたが、今、振り返ると原因は分かります。
「受験のストレスで…」とか適当に説明してましたが、根本的な原因は「自分嫌い」「自己否定」の感情が強かったからです。
自分嫌いの人、気を付けてくださいね。自分嫌いだと、いろんなことがストレスになります。
パニック障害は不自然な状態でなると思ってます。
考え方が不自然なのか、生活が不自然なのか。そのどっちかだと思います。
不自然な考え方をしているとストレスがかかりますよね。その状態がずっと続くと自律神経が乱れて、どっかのラインまで行くと発症すると経験者として思います。
思春期以降、ストレスの原因は、人と比較する間違った考え方をしていたことにあります。
今はけっこう自分好きで「あっきーっていいやつだよな(^^)」って思ってますが、当時は、人と比較して勝手に落ち込んでました。
勝手に「男はこうあるべきだ」と枠を作って、そこから外れてる自分がダメだと思ってました。
今、思うとホントにバカげてます。
あっきーは、あっきーの良さがあります。人の魅力は一つじゃありません。
これは、あっきーに限らずすべての人に当てはまることです。
誰かがこれが正解と言っても、それはその人の正解であって、あっきーの正解ではありません。
今、思えば当時から、あっきーは優しいし、親切だし、話しかけやすいし、嫌なこと言わないし、好きなこともあるし、自分の考えを持ったり、一人行動できる強さもあったよな。
良いとこいっぱい笑 でも、そうは思えてなかったです。
ちなみにあっきーのヨガのコンセプトの「自分を好きなるヨガ」「より良く生きるためのヨガ」はここから始まってます。
治るきっかけ
発症して2年目ぐらいのところで治る一番のきっかけがやってきます。
それまで病院でもらった薬で症状を抑えてましたが、薬をやめちゃいました。
友達との飲み会終わりに、楽しそうな友達を見て、いつまで自分はこんな生活してるのかなと馬鹿らしくなって「えいや!」とやめちゃいました。
その時にどんなことがあっても絶対に治すと自分に誓いました。
最初は、いきなりやめたので、単純に体調が悪くてしんどかったです。
めちゃくちゃ薬やめたとき不安だったし、怖かったですけど、完全にやました。
症状が出てもしっかりと症状を体験して、自分の心を観察して向き合うようにしました。
もし症状が出てもそれを否定せずに辛くても「大丈夫だよ」って言い聞かせました。
苦手な状況も慣れるように練習しました。
ダメな自分も認めるようにしました。できたことはちゃんと褒めるようにしました。
症状が出て、きつくても体がだるくてきつくても、とにかく日々の生活をありのままでこなしていく。
その積み重ねでした。
今、思うと「自分の体を信じる練習」をしていたように思います。
白山比咩神社の記事の中でも書きましたが、当時、呼吸法も実践してました。
あっきーの場合は、瞑想や呼吸法は明らかに効果がありました。
脳が休まって、脳の回路が修復されていくようなかんじがありました。
ちなみにヨガに出会えた時にはほぼ治りかけてましたが…
今まで別々に瞑想、呼吸法、心のコントロール、自律神経を整えるとやってたことが、すべて入ってました。
そこからヨガにどっぷり。あっきーのヨガライフが始まりました。
パニック障害が治るとは?
あっきーの考えるパニック障害が治ったとは、パニック障害の存在を自分でも忘れて、気にせずに生活できている状態だと思ってます。
もし症状がでても対処して普通に生活できるなら、それは治ったと言っても良いと思います。
さらに完全に治ったと言えるのは、隠そうとする心理すらなくなった時だと思います。
「こんなこともあったね。」と世間話でさらっと気楽に言えるようになったら、それは完全に治ってます。
何でこんな風に書くかというと人間だから生きてれば、ストレスで過呼吸が出ることや睡眠不足が続いて動悸がすることもあると思います。
人前で大量に汗をかいて、気分が悪くなることおあると思います。
別にそれは、それでいいんです。人間は完璧じゃないので、完全を求めることが間違ってます。
それでも、気楽に人に話せる状態は、心にわだかまりがない状態なので、完全に治った状態だと思います。
あっきーの場合は、5年目に治ったと言える状態でした。大学卒業の時には治った状態でしたが、パニック障害の存在も忘れて、完全に治ったなと自信持てた時期は、7年目過ぎたぐらいかと思います。
パニック障害を克服する過程は、戦う→共存する→忘れるだと思います。
戦っている時期は、つらい時期です。共存するから忘れるに入るともう卒業ですね。
きっとあっきー同様に人生も大きく変わったことでしょう。
最後に
ここまで過去の経験を書いてきましたが、決してあっきーの真似をする必要はありません。
治ったという形は人それぞれなので、無理に今の状態を変えようとする必要はないのかも知れませんね!
今、辛い状況にいる人もきちんと今の状態を把握して、少しずつでも自分の身体との向き合い方を知って、少しずつ進んでいけばきっと自然と良くなるでしょう。
それこそ必然です。
それに治っても治らなくても、どんな形でも幸せな人生があればそれで良いと思いますよ(^^)/
今、つらい経験をしている人は、きっと今の経験が誰かの役に立つ時が来ますから、ぜひその時はその人に届けてくださいね。
経験者だからあえて言いますね。パニック障害なんて大したことないです。あきらめなければ、ちゃんと治りますから。大丈夫です。
いつかパニック障害の克服体験を本にしますね。
もし本が出たら買ってください(^^)笑
最後にあっきーがパニック障害を治すときに役立ったほんの一部を紹介します。
特に人生のしくみは、今苦しい人にはぜひ読んでほしい一冊です。
今回もお読みいただきありがとうございました。
あっきーのヨガやブログ(ライティング)に興味ある方は、お気軽にお問い合わせ下さい!
クラス情報(2019年10月時点)
●ミトラヨガスタジオ(愛知県春日井市)土曜日18:30~リフレッシュヨガ
●湘南シャイズヨガスタジオ(名古屋市中区上前津)
日曜日8:00~リラックスヨガ(朝ヨガ)
日曜日16:00~ヴィンヤサビギナー(はじめてのアクロヨガ)
●岩倉市生涯学習センター 2019年度後期市民講座「心と身体を元気にするヨガ」