あっきーがヨガインストラクターとして活動しはじめた初心を思い出して書いた記事です。これからヨガインストラクターを目指す方やクラスデビューする方の参考になればうれしいです。
●これからヨガクラスを始める人
●ヨガインストラクターを目指している人
●あっきーの初心の話に興味がある人
ヨガを教え始めたころの初心を思い出してみる。
愛知県岩倉市を中心に活動するヨガインストラクターのあっきーです(^^)/
あっという間に年月が経っていきます。今年(2019年)ももう11月も半ばに入りました。
ヨガをはじめてから10年近くたったでしょうか?ヨガを教えはじめてからも数年の月日が経ちました。ありがたいことに今も変わらずにヨガが身近にあって幸せです。
https://twitter.com/akkyogi/status/1190545605753364480
しかし、先日、あっきーのヨガクラスが残念なことにクローズになりました。教え始めた当初はクローズもあった気がしますが、改めて、来てくださる方がいて、はじめてクラスができるんだと強く実感しました。
ヨガクラスをさせて頂けることは、すごくありがたいことなんですよね。
そこで、改めて、ヨガを教え始めた時の初心を思い出すことにしてみました。
はじめてのヨガインストラクター養成講座(Laxmi Yoga TTC)
ヨガインストラクター養成講座に通っていた時の気持ちを思い出してみます。
初めての養成講座は、楽しかったことと焦りが記憶に残っています。
あっきーが最初に学んだのは、東海地方で有名なヨガインストラクター養成講座(Laxmi Yoga TTC)です。
Laxmi Yoga TTCに通い始めたのは、ヨガを初めてから5年目ぐらいたった時だったと思います。
ちなみにこの講座に通うことになったのは偶然でした。偶然ですが、今となってはご縁だなと思います。ヨガスタジオ巡りをしていた時に好きな先生を見つけては、「どこの養成講座で資格を取りましたか?」って聞いてました。
最終的に自分の中で、2つの養成講座に候補を絞っていましたが、どっちの講座に申し込もうかなと迷っていた時に風邪をひきました。風邪が治って、やる気が復活した頃には、申し込み時期の関係で、Laxmi Yoga TTCに必然的に決まりました。
そんなこんなで養成講座が始まりました。
あっきーの通ってたの名古屋校の日曜コースです。確か午後1:00~5:00ぐらいの時間で5か月間ぐらい週1で通ったと思います。
率直に言って、養成講座は楽しかったです。
大好きなヨガを学べるので、日曜日は、1週間で最も楽しみな日でした。
今、思うと同期の中には「正直、きついな」と感じていた人もいたと思います。
あっきーは、ヨガが大好きなので、苦には思っていませんでしたが、養成講座の日は、頭と身体をフルに使って、ヨガを頑張る日になります。大好きなヨガに向き合える日ではありますが、ヨガから逃げることのできない日でもあります。
座学もティーチングも同時並行でどんどん進んでいくので、一生懸命集中しないとついていけなくなります。正直、日常的にヨガの事を考えている人は良いと思いますが、そうじゃない人にとっては復習も含めて、ヨガを勉強するのは大変だったと思います。
あっきーの場合は、ヨガ哲学や精神的な話題は特に好きでした。
やっぱり好きなことはすぐに覚えれますし、どんどん興味がわきます。
今でもそうですが、ヨガ的な考え方や物事の自分なりの見方や解釈について伝えることはすごく好きです。クラス前にちょっとしたヨガトークをするのにも役立っています。
一方で、解剖学やスポーツ科学には抵抗感がありました。根本的なところで「科学がすべてじゃない」みたいな思いがあったので、知識の吸収が悪かったです。
今も苦手意識は多少ありますが、大切な分野だと思います。
座学は、苦手な内容も含めて、知識の吸収なので基本的には最後まで楽しく聞いてました。
特にいろんな事を思っていたのはティーチングと見せるアサナの練習です。
ここがヨガインストラクター養成講座の肝だと思いますが、どんなに知識があってもティーチングができないとクラスができません。
今でこそ、クラス中は慣れましたが、人前に立つことが大嫌いなあっきーです。
まして過去にパニック障害も経験していたので、逃げれない人前はむしろ恐怖の場でした。
ティーチングは、まさに人前でしゃべる練習なので、ずっと緊張していました。
アサナのガイドもしたことがないので、まったく上手に伝えれません。
アサナの形が作れるのと人に伝えられることは、まったく違うんだなと痛感していました。
そんな状況でも、声のトーンや落ち着いた振る舞いなどヨガの先生として意識することがいろいろありました。
ちなみにティーチングは、常に空き時間にぼそぼそ繰り返し口に出して練習しました。
youtubeの動画も参考に聞いてました。紙に書いて、口に出して、耳で聞いてを繰り返してました。
ティーチングと合わせて練習していた見せるアサナも苦労しました。
クラスのやり方は様々なので、アサナを見せない先生もいると思いますが、Laxmi Yoga TTCはアサナを見せるスタイルでした。
見せるアサナは、普段しているアサナとは違っていました。
生徒としてヨガクラスでするアサナは、呼吸が気持ちよくできて、身体が心地よくなることが正解です。形はいびつでも間違いではありません。
しかし、見せるアサナは、生徒さんに伝わりやすい綺麗なアサナを意識する必要がありました。
綺麗なアサナは、手や指先など意識するポイントもたくさんありました。
何より当時のあっきーの身体は、ガチガチでした。今でも身体は硬いですが、今の比じゃないぐらい硬かったです。
自分なりにキレイなアーサナを意識しても硬さが抜けないし、アサナをしながらガイドするための言葉も覚えなきゃいけないので、頭も身体も自分なりにフル回転していました。
家では、とにかく毎日、前屈、開脚前屈して少しでも柔らくなるように一生懸命でした。
養成講座の後半から終盤になってくると今の経験が将来に役立つと信じつつも、「ホントにこれでクラスできるのかな」「大丈夫かな…」と不安が大きくなっていきました。
ヨガスタジオで見てきた先生は、次から次へ新しいアサナ、見たことない動きをしているイメージでした。一方で養成講座は、基礎的なポーズを練習しているだけでした。(今は、基礎的なポーズを練習する大切さが分かりますが…)
それでも口に出してガイドすると、数ポーズでもとても難しく感じてました。
養成講座が終わったら、本当に教える気でいたので「これじゃまずい。このままじゃクラスができない。」と焦ってきました。
そこで、養成講座の同期3人でヨガサークルを作り教える活動を始めました。
地域の学習センターを借りて、3人でブログをしました。
今、思うと養成講座中にヨガサークルを作って教え始める人は、珍しいみたいですね。
そこで、ラッキーなことにヨガ未経験の方にも教える機会を頂けました。
養成講座の同期が一緒にいたので、一般の方相手にクラスする不安も少しは軽減されていました。
サークル活動のおかげで、自分のたどたどしいガイドでも「ちゃんと伝わるんだな」と実感できたり、回数を重ねるごとになんとなく言葉がスムーズになったり、徐々に過度な緊張が取れてくるのを実感しました。
焦りのおかげで教えるという行動に早く取り掛かることが出来ました。
ちなみにサークルは養成講座が終わってすぐに価値観の違いで終わってしまいましたが、このサークルから学んだことはとても大きいです。
一緒にヨガサークルをやってくれた同期のMさんとSさんには感謝の気持ちでいっぱいです!ありがとうございました。
今、思うと焦りや不安のおかげで、養成講座中にヨガが好きなことを改めて確認できたのがとてもよかったです。
ヨガについて新たなことを覚える楽しさはありつつも養成講座中は、常に「本当にクラスができるようになるのか?」という不安がありました。
それでもヨガクラスをしたいという思いから、実際にヨガサークルを作り教える活動を始めました。
改めて、あのタイミングで養成講座に行って良かったなと思います。
養成講座は、あっきーには楽しさがいっぱいありました。日常にはいないヨガ好きさん(同期)に会える喜びがありました。大好きなヨガを学ぶ楽しさがありました。
あの時間、あの仲間は大切です。だからこそ、今があります。これがヨガを教える初心ですね。
おまけ…ヨガスタジオデビューからの心境の変化
あっきーがはじめて、人にヨガを教えたのは、養成講座中のヨガサークルでした。
そこから、ヨガスタジオでクラスをさせて頂くようになって少しずつ心境が変化してきました。
簡単にですが、どんな変化があったかを最後に触れておきたいと思います。
今、思うと最初の頃は、ヨガクラスを成立させることだけを考えていて、生徒さんのことは一切考えていなかったのが分かります。
ヨガサークルの時もそうですし、はじめてのヨガスタジオのクラスもそうです。
自分が、クラスを成立させれたかどうか、自分がヨガの先生らしくクラスができたかどうか、ガイドがちゃんとかまずにできたかどうか、そんなことばかりを考えていました。
ヨガインストラクターと言いながら、生徒さんに対する意識よりも自分がどう感じたのかに意識が向いてました。
その後、しばらくして一通りクラスが滞りなくできるようになるとヨガを教えれるようになったという安心感がでてきました。
さらに、自分のクラスはきっと気持ちいんじゃないかと変な根拠のない自信を持ち始めました。
しかし、その頃になって、初めて周りが見えてきます。
「あれっ、集客がなんだかよくないな。実際に生徒さんはどう感じてるんだ?」「本当は、(生徒さんが)そんなに気持ちよくないのかな?」「自分のクラスなんて大したことないんだよな、きっと。」「いや、でも大丈夫、気持ちいいはず。」
こんな感じで揺れ動くようになっていきます。ヨガクラスをすることに悩み始めました。
その時になってはじめて「気持ち良いクラスとはどんなクラスなんだ?」と考え始めました。
人は「どうしてヨガをすると気持ち良くなるのか?」そんなことを考え始めました。
あっきーなりにたどり着いた答えが呼吸でした。
「生徒さんがたくさん呼吸をすれば、気持ち良くなるんだ。生徒さんにいっぱい呼吸をしてもらおう。生徒さんの呼吸(お腹の動き)を観察しよう。」
そう考えるようになりました。
そしたら、クラスについて考えることが変わりました。
生徒さんがクラスを気持ちよく受けれたかどうか、呼吸がしやすかったかどうか、シャバアサナ(最後の休息のポーズ)のお腹の動きはどうか、シャバアサナ明けの表情はどうか。
自分のクラスの出来や感じ方よりも生徒さんがどうだったかを考えるようになりました。
もう一つ変わったことは最初は、ヨガクラスを受けることもヨガクラスも同じヨガと考えてましたが、今は完全に別物だと考えてます。
陸上で言えば、競歩とマラソンのように同じ長距離のトラック競技でも全く別物と思っています。
はじめは、ヨガクラスを生徒として受けるのは好きで、クラスをするのは「なんだかいまいちだな」そんな感じで思っていました。
それが、ある時にヨガという共通項はあるけど、ヨガを教えることとヨガを受けることは全く別種目なんだと気づきました。
その時に初めて「あっ、なるほど。楽しさの種類が違うんだ。」と納得しました。
そしたら、ヨガを教えるという事が好きになり、どんどん楽しくなっていきました。
生徒さんの反応や変化がみれるのがうれしくなっていきました。
今もヨガを受けるのは好きですが、どちらかというとクラスをする方がより好きになりました。
ざっくりとですが、教え始めてから、今までの心境の変化です。
ヨガインストラクターを目指すあなたの参考になればうれしいです。
改めて、初心を思い出すとあっきーはヨガが大好きなようです。
生徒さんがヨガに来てくれることに本当に感謝して、これからも大切にヨガクラスをしていきたいと思います。
これからもたくさんのヨガを通して、たくさんのヨギーに出会えますように(^^)/
今回もお読みいただきありがとうございました。
あっきーのヨガやブログ(ライティング)に興味ある方は、お気軽にお問い合わせ下さい!
●ミトラヨガスタジオ(愛知県春日井市)土曜日18:30~リフレッシュヨガ
●湘南シャイズヨガスタジオ(名古屋市中区上前津)
日曜日8:00~リラックスヨガ(朝ヨガ)
日曜日16:00~ヴィンヤサビギナー(はじめてのアクロヨガ)
●岩倉市生涯学習センター 2019年度後期市民講座「心と身体を元気にするヨガ」